Mission San Carlos Borromeo de Carmelo
ミッション・サンカルロス・ボロメオ・デ・カーメル
この伝道所は、1770年6月3日、セラ神父によって設立されました。設立順で2番目、北から数えて8番目です。モントレーという所に設立されました。
しかし、場所しての質はあまり良くなく、水は少ししかない、労働力として必要な原住民の村は遠い、常に霧に包まれている、など、不便な場所でした。『サン・カルロス』、または『カーメル・ミッション』としての愛称で知られています。
1771年、南に4マイル(約6.4km)離れた場所の『Carmel River』へ、セラ神父によって移動されました。ここは天気も良好で、原住民の村も近くになったので、より良い作物も収穫できるようになったようです。
1770年〜1803年までは、伝道所の本部として活動していました。セラ神父は、この伝道所で初めての責任者として仕えていましたが、1784年に死去し、カーメルの教会で葬られました。そしてそれを継ぐかのように、2代目の責任者、フェルミン神父も1803年に死去し、セラ神父と同じ場所に埋葬されました。
農業などの成果は、平均よりも少し上で、そこそこ成功していたようです。改宗させた人数もそこそこ成績は上で、1793年には876人で、1808年には505人が伝道所に住んでいました。伝道所としての成果は、全てがそこそこ良い感じです。
1859年、6.25エーカー(約252.94平方メートル)の土地をカトリックの教会へ返却しました。
〜外観〜
ここは現在機能している伝道所の全体像です。
石レンガがイイ味出してますね。
これは展示室にて保管されている、セラ神父が埋葬された時の彫刻です。
周りには3人の部下っぽい人もいますね。
訪問日・2019年5月11日