オールドミッションとは何か？

editor/ 6月 27, 2019/ オールドミッションって何？

〜カリフォルニアのオールドミッション（カリフォルニア・ミッション）とは？〜

　『California Missions 』とは、和訳すると『伝道所』となります。スペイン語が元なので、表記揺れや記号が抜けていたりしますが、ご容赦ください。

　伝道所は、簡単に見ただけでは教会と変わりません。では、どこが違うか、そしてどこが共通点というと、

　伝道所とは、簡単に言えば『カトリックの宣教活動の為の基地』です。18世紀から19世紀の間に21カ所設立されました。

　そして伝道所には必ず『宣教師』がいます。その方々が、現地民、つまり当時『インディアン』と呼ばれていたアメリカ先住民へ、文字通りカトリックを広めるために造ったのです。21カ所の伝道所には数えられていませんが、サブミッションに『San Antonio de Pala Asistencia』があります。

　教会は『すでにカトリック信者である者が通う場所』ですが、伝道所では『まだカトリック信者でない者に広める場所』です。闇が深そうな方が伝道所、と覚えてもいいです。詳細は分けて説明していきますね。しかし、現在でそんな残酷なことをしたら間違いなく全員がお縄にかかってしまうので、現在は土地もカリフォルニア自体に返却し、全ての伝道所が教会として機能しています。

　そして、教会には必ず『chapel（チャペル）』、つまり礼拝所があります。

　チャペルとは、クリスチャンが礼拝する場所、つまり礼拝所のことです。簡単に言えば、祈りを捧げるところです。結婚式などでも使われていますね。大小問わずに、必ず一つは教会に設備されています。

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参考文献・『THE SPANISH MISSIONS OF CALIFORNIA』2011.Robert P Lowman