editor/ 2月 23, 2019/ 各伝道所の詳細(訪問記), 教会

Mission San Miguel Arcangel

ミッション・サンミゲル・アルカンジェル

 この伝道所は、1797年7月25日に、フェルミン神父によって設立されました。21カ所の伝道所の中で、設立順では16番目です。

 ここでも、原住民の人口割合はサリナ族が最大です。サリナ族は重要な食料調達源で、ドングリや小麦粉でパンケーキやシリアルを作るなどをしていました。サンミゲルは、伝道所の中では最大の作物保有数があり、1800年の記録では、羊だけで1570匹、1806年では7012匹、と、6年間で約4倍以上に増加していたようです。

 1797年、一時的に教会が構築され、1798年にはさらに大きな教会が改めて建設されました。加えて、未婚女性や女児の為に寮も早急に建てられましたが、1806年に火事が起こり、この時建てた教会は被害を受けました。

 2003年では地震の被害にもあいましたが、運悪く建設中の時と重なり、他よりも酷い結果になったようです。そんなこともあってか、2009年までは修復の為に閉館していました。

 この伝道所にも、生涯を捧げた宣教師がいました。神父の『Juan Martin(フアン・マーティン)』(????〜1824年)です。彼は、サンミゲルが設立された直後に訪問し、1824年、文字通り死ぬまで勤めました。その期間は27年。

…私の年齢より長いじゃん…

 

〜外観〜

 

 

 ここは礼拝所です。

奥はもちろん祭壇です。

ここもストーリー順で絵画が並べられていますよ。

 

 

 

 

 

 

 ここは当時のまま保存された遺跡です。

石壁も鐘もそのままなので、当時の人々が歩いた場所、ということがよく実感できると思います。

 

 

 

 これは鐘を突く場所です。

逆光でいい感じにカッコいいですね。

ぜひ訪問された際はここで一枚どうぞ。

 

 

 

 

 

訪問日・2019年2月23日