Mission San Luis Obispo de Tolosa
ミッション・サンルイスオビスポ・デ・トロサ
この伝道所は、1772年9月1日にセラ神父によって設立されました。21カ所の伝道所の中で、設立順では5番目、北から数えて12番目、チュマシュ族の母国に建てられた伝道所で最初の場所です。
1776年、つまり建設されて4年後、藁葺きの屋根が火事で二つ焼失しましたが、1786年には修復が完了しました。サンルイスオビスポは、伝道所の中で一番最初にタイルが使われた場所ですが、一部の科学者によると『一番最初にタイルを製造し、使用したのはサンアントニオの伝道所である』という諸説も挙がっています。タイルの他にも、他とは少し違う素材をふんだんに使用しているようです。
1788〜1790年の間に、教会が建てられました。ここは、現在も使用されている教会の中では2番目に古いです。
この地域は病院などの施設も充実している上、たくさんの作物も収穫されていました。その収穫量はどの伝道所よりも多く、1818年では約6620ブッシェル、つまり約233024リットル相当もの収穫を記録しました。
そして1855年、カトリックの教会へ土地を返却し、現在はカリフォルニアの教会として活動しています。
〜外観〜
こちらは、ここの伝道所の全体図です。
伝道所では一般的な白の石壁ですね。
端っこで見切れますが噴水が写っています。もう半分では水が出てくるとこがありますよ。熊の彫刻が個人的にはポイント高いですね。
ここは礼拝所です。
壁にかけられた絵は、入り口から奥に進む順で見ていくと、聖書のストーリーを描かれていることがわかります。ここの伝道所以外でも、 このような演出をしているところは結構あります。
この場所は、昔住んでいた人々の部屋に、当時の装飾品などを配置したもので、簡単な展示会のようになっています。
ガラス張りなので中には入れませんでした。
残念。
訪問日・2019年2月23日