editor/ 3月 2, 2019/ 各伝道所の詳細(訪問記), 教会

Mission San Fernando Rey de Espana

ミッション・サンフェルディナンド・レイ・デ・エスパーニャ

 この伝道所は、1797年9月8日に、フェルミン神父によって設立されました。設立順では17番目、北から数えても17番目です。Tongva(アメリカ南部の原住民)の土地で建てられた伝道所の中では2番目です。その上、ほかのスペイン人が保有地だと主張する土地で最初に設立された伝道所です。

 1797年、チャペルが建ちました。このチャペルでは牧場労働者の小屋からも通うことが可能だったそうです。

 1799年には、さらに大きな教会も設立。そして1806年、全ての建設が終わり、完成しました。

 ここでは、インディアンが小さな売買取引が行われており、スペイン人のために仕事をしていました。利益は大きく、急速に伝道所が発達し、1800年には改宗した原住民も500人ほどになりました。

 しかし、他の伝道所をあまり好いていなかったようです。おそらく、理由は主要の伝道所の一角という認識をされていなかったからでしょう。それに加えてエスパーニャの間取りも気に食わなかったらしいです。

 1834年、この伝道所は世俗化しました。その影響もあってか、農業は盛んになり、葡萄の木だけで3万本以上も所有していたそうです。

 1861年には、ここも他と同様にキリストの教会に土地を返したそうです。土地の面積はおよそ0.3km2です。世界で一番狭い国のバチカン市国は約0.44km2なので、およそ3分の2ほどです。とてつもなく広いですね。
 
 

〜外観〜

 

 

 ここは展示場で、当時の書物やら道具やらがあります。

非常に種類が豊富な上に保存状態もいいです。

見て損はないと思いますよ。

 

 

 

 ここは礼拝所です。

祭壇も当時のまま保存されているっぽいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 この十字架は、設立された記念にガーデンで設置されたものです。

U字型の植木にすっぽりハマるような感じで設置されててなんとなく面白いです。

なんかかわいい。

 

 

訪問日・2019年3月2日