Mission San Juan Bautista
ミッション・サンホアン・バティスタ
この伝道所は、1797年6月24日、21カ所の伝道所では15番目に設立されたものです。カリフォルニアの『Benito』にある街で、全ての伝道所を北から数えて7番目に設立しています。
加えて、教会も1803年に建設が始まりました。しかし1809年、助っ人が到着してもには完成されておらず、その上二つ分の大きさの教会を建てる、ということが決定し、1812年で完成してしまったため、21カ所の伝道所の中では一番大きな場所になりました。
1800年、500人以上の先住民が伝道所に生きていました。1803年では人口は1000人近くに達していましたが、1812年以降には、人口は減少の一路を辿り、その上必要以上に大きい建物だったので、余計に人口の少なさが目立ちました。12月には地震が起き、レンガや瓦で強化したり、本堂にアーチを付けるなどの工事がありました。
1818年では、『Thomas Doak(トーマス・ドーク)』(生没年不明)というペインターが先住民の少年と共に壁の装飾、塗装などをしましたが、その後は、ほぼ小さな工事ばかりがありました。
ちなみに、教会の正面には聖書の一部を再現した像があります。これもトーマスが作ったもので細部にまでこだわっており、ハチミツなどの小道具もきっちり作られていました。とても聖書の勉強になると思います。
ここの伝道所は他と比べてやけに新しい雰囲気だなとは思っていたんですが、結構最近まで(とはいっても100年ほど)工事していたからなんですね。やっと納得しました。
〜外観〜
ここの伝道所を正面から撮った写真です。
十字架がトレードマーク。
青い背景がよく似合う。
↑ 上の写真の裏側、『garden(庭)』です。
先ほどのトーマスさんが製作した、イエス・キリストに洗礼を施したヨハネの像です。
この写真では見えないんですが、銅像の足元にハチミツが設置されていました。
訪問日・2019年5月25日