editor/ 3月 23, 2019/ 各伝道所の詳細(訪問記), 教会

Mission Santa Ines

ミッション・サンタイネス

 この伝道所は、1804年9月17日に神父の『Estevan Tapis(エステヴァン・タピス)』(1754〜1825年) によって設立されました。設立順で19番目、北から数えて14番目、チュマシュ族の母国に建てられた伝道所の中では5番目です。

 本来なら、このエリアはサンタバーバラとラ・プリッシマで管理する予定でしたが、広大な土地だったため、急遽この伝道所が建ちました。

 この伝道所は、予定では6ヶ月前に建設が終わる予定でした。しかし、チャペルや部屋が追加されたため、遅れたようです。1805年から1807年にかけては、伝道所の形を伝統的な四角にしました。ここのチュマシュ族はすでに伝道所に対して精通し、改宗しており、サンタイネスはチュマシュ族や改宗の出どころなどに興味を持っていたそうです。

 現在の教会は1814年から1817年の間に建てられたものです。これに加えて1818年から1820年、伝道所に修飾が施されました。この後も、鐘つき塔が破壊されたりなどはあったものの、特に目立った業績や歴史などはありません。

 この伝道所は、決して広い土地を保有してはいませんでしたが、改宗させた原住民はなんと1817年の時点では920人でした。その上、作物が育つには丁度いい土地かつ、1821年には『最大のカエルの年』とも呼ばれていたそうです。

 1834年、カリフォルニアのカトリック教会に土地を返却しました。

 

〜外観〜 

 

 

 ここは展示場です。

どちらかといえば農業用具が多かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここは礼拝所です。

奥の方には祭壇があります。

他の伝道所の祭壇は彫刻が主なんですが、こちらは絵画が何枚も飾られています。

 

 

 

 ここはガーデンです。

芝生が一面に敷き詰められて

緑が目に優しいです。

 

 

 

訪問日・2019年3月23日